遺品整理業者に必要な資格は?業者選びに困らないために知っておこう!

遺品整理は、故人の遺志や思い出を尊重しながら、適切に行う必要があります。しかし、遺品整理には、法律やマナー、感情の面での問題が多く、自分たちだけで行うのは困難なことも少なくありません。
そのようなとき、遺品整理業者に依頼すれば、遺品整理のプロとして、要望に応じて迅速かつ丁寧に作業を行ってくれますが、遺品整理業者には資格や許可が必要なのでしょうか?遺品整理業者の資格について詳しく解説します。

遺品整理業者に必要な資格

遺品整理業者に必要な資格は、大きく3つあります。

遺品整理士

遺品整理士は、遺品整理に関する専門的な知識と技術を持つ者に授与される民間資格です。この資格は、遺品整理士認定協会によって提供される講座と試験に合格した者に与えられます。遺品整理士は、遺品の適切な整理はもちろん、遺族への精神的サポートや法的相談など、幅広いサービスを提供する能力を身につけており、遺品整理の品質と安全性を高め、信頼性を向上させます。

一般廃棄物収集運搬許可証

一般廃棄物収集運搬許可証は、家庭ゴミの処理に必要な市町村発行の許可です。この許可を持つ遺品整理業者はゴミ処分を自ら行えますが、許可がなければ他業者に委託が必要で、コストが上昇するリスクがあります。委託により処理の適切さが不確かで、不法投棄の恐れも。許可を持つ業者は、遺品整理の費用と安全性を担保し、信頼性も高まります。

古物商許可証

古物商許可証は、中古品の売買に不可欠な公安委員会発行の許可です。この許可を持つ業者は、遺品の買取が可能なため、故人が大切にしていた価値ある品を適切に買取ることで、整理費用を相殺できます。許可のない業者が買取を行うと法律違反の恐れがあり、価格の適正さも不確かです。古物商許可証を持つ業者は、合法的かつ適正な買取を保証し、信頼性が高まります。この許可は、遺品整理の際に業者選定の重要な基準となるでしょう。

遺品整理業者の資格を確認する方法と注意点

遺品整理業者の資格を確認するのは難しくありません。しかし、資格だけで業者を決めるのにはマイナス点があります。

遺品整理業者の資格を確認する方法

遺品整理業者の資格を確認する方法は、主に以下の3つです。

業者のホームページやチラシなどで資格の有無を確認する

一般的に、遺品整理業者は、自社のホームページやチラシなどで、資格や許可の有無を明示しています。遺品整理士の場合は認定証の写真や番号、一般廃棄物収集運搬許可証や古物商許可証の場合は、許可番号や発行元などを掲載しています。これらの情報を確認することで、業者が資格を持っているかどうかを判断できます。

見積もりの際に資格証や許可証の提示を求める

遺品整理業者に見積もりを依頼する際には、資格証や許可証の提示を求めるといいでしょう。遺品整理士の場合は認定証のコピーを、一般廃棄物収集運搬許可証や古物商許可証の場合は、許可証の原本を見せてもらうことができます。これらの資格証や許可証を目で確認することで、業者が資格を持っているかどうかを判断できます。

役所や公安委員会に問い合わせる

遺品整理業者の資格を確認する最も確実な方法は、役所や公安委員会に問い合わせることです。一般廃棄物収集運搬許可証の場合は、業者所在地の市町村に、古物商許可証の場合は、業者所在地(都道府県)の公安委員会に問い合わせます。これらの機関には、資格や許可を持っている業者の名簿がありますので、業者の名前や許可番号などを伝えることで、資格の有無を確認できます。

遺品整理士の資格に関わる注意点

資格確認は、遺品整理業者の信頼性と専門性を判断する上で重要です。しかし、資格がある業者ならどこでもいいというわけではありません。

遺品整理士は民間の資格であり、必ずしも質の高い業者とは限らない

遺品整理士の資格は、遺品整理の専門知識と技能の証明ですが、これだけで業者のサービス品質や信頼性が保証されるわけではありません。資格保有者でも、適切な料金設定や契約内容、丁寧な作業が行われるとは限らないのです。したがって、遺品整理士の資格は業者選びの一指標となりますが、決定的な基準にはなりえません。業者選定時には、資格だけでなく、評判や実績、口コミなども慎重に確認することが重要です。

一般廃棄物収集運搬許可証と産業廃棄物収集運搬許可証を混同しない

一般廃棄物収集運搬許可証と産業廃棄物収集運搬許可証は異なります。前者は一般家庭から出るゴミ用、後者は事業活動から出るゴミ用です。遺品整理で出るゴミは一般廃棄物に分類されるため、一般廃棄物収集運搬許可証が必要です。業者を選ぶ際は、適切な許可証を持っているかを確認することが大切です。

古物商許可証がない業者に買取を依頼しない

古物商許可証は、中古品の売買に必要な許可です。遺品の買取を行う業者は、必ず古物商許可証を持っている必要があります。古物商許可証がない業者に買取を依頼すると、法律違反になる可能性があります。また、古物商許可証がない業者は、適正な価格で買取してくれるかどうかも疑わしいため、遺品の買取を依頼する場合は、必ず古物商許可証を持っている業者に限定しましょう。

まとめ

遺品整理業者に必要な資格は、遺品整理士、一般廃棄物収集運搬許可証、古物商許可証の3つです。資格確認は業者のホームページや見積もりのときなどに、種類や内容を確認できます。しかし、これらは品質や安全性を保証するものではなく、信頼性や専門性を示すためのもののため、選定時には資格のほか、料金やサービス内容の比較、業者の評判や実績を総合的に考慮し、故人の意志を尊重する業者を選ぶとよいでしょう。

この記事を書いた人
この記この記事を書いた人

相沢 元

職業:株式会社Ash 代表取締役

認定:遺品整理士認定協会認定 優良事業所、遺品整理士認定協会認定 遺品整理士

遺品整理、生前整理、特殊清掃の業務に約10年従事し、ここまで関わった現場経験は1000件を超えます。相続など終活に関連する総合的アドバイザーとしても活動しています。

どのようなことでお困りでしょうか?
まずはお気軽にご相談ください。